MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

真っ直ぐいけ。

2012年4月3日

新年度が始まり、新たなスタートを切った人たち同様、自分自身も常に挑戦し続ける毎日でありたい。

「個性」が大切。
良いことのように世に溢れてる言葉。
確かにその通り、と思って「個性的」になる必要なんてないと思う。

誰でも生まれながらに「個性」はあるのだから。

目立つことだけが個性ではない、あなたのまま真っ直ぐいけばいい。

「自由な発想」を。
生徒の自主性を重んじて校則のない学校があったり、一見、現代的でとてもいいことだと思うが、なにも縛り付けるものがないことが自由ではない。
「規則」「規制」「ルール」があってはじめて「自由」があるのだと思う。
「なにをやってもいい」中では価値ある発想は生まれない。
生まれてくるのは「自由な発想」ではなく「勝手な発想」だ。
それでは人は惹き付けられない。

なにか縛りがあるから、そこを掻い潜って生まれたものに美しさと価値があるのだ。
良い例がスポーツ。
「ルール」があるからドラマが生まれ感動する。

選手たちは、その「ルール」の中で知恵を絞り、トレーニングし、結果をだす。
サッカーは「手」をつかえい。
その縛りの中で生まれたオーバーヘッドキック。
だから美しい、だから人は魅了される。

もちろんどんな世界にも素晴らしい「自由な発想」は色々あるだろう。

最近ファッションでも発言でも、わざとらしく「人と違う」ことを探しまくって、「変わってる」ということを演じてるなぁこいつ。と感じることが多くある。

それを認めなきゃいけないと、ものわかりのいい大人のフリをする人も多い。
バカバカしい。

変わってることをやろうとするやつが増えるほど、当たり前のことをやるだけで「凄い」と言われる。
こんな楽なことはない。

周りの言葉や行動に戸惑うことや振り回されることがあるかもれないが、
道は曲がりくねっていても真っ直ぐにあなたはあなたでいい。
地道でも、自信をもって進んでいこう。