1月1日、冷たい空気の中、いつも通りのランニングからスタートした2012年。

健康な体と精神でいれるありがたさ。
メンバーたちもみな元気だ。
昨年はなかなか作品を発表できなかったが、今年はシングルもアルバムも出す。

まだまだどんな作品になるのかわからないけれど、想い描くビジョンに向かってメンバーたちと積み上げていく。

みんなが何千回も、何十年も聴き続けてくれる最高傑作を生み出そう。と、当たり前に思う。

新しい歌をつくるとき、一番苦しいが一番楽しい。

歌はすでに高みに在って、生活の中、自分を磨いていって、初めてその歌を歌える人間になる。という「歌に出逢う」感覚。

それをメンバーたちと奏でるとき、心が彼らと通じあうと、空気中にある音が集まってきて、ひとつの形になる。あの感覚と快感。

過去の歌から学び新しい歌を生むことは、新しい自分を生むことだ。

歌は生き物、自分と共に成長するのだ。

あきるほどに何度も同じ歌を歌っても同じ歌にはならないのは、歌を届ける者も受けとる者も、「毎日を精一杯生きている」からだ。

俺たちと、応援してくれるみんながつくり歩んでる道は、一生で、歩けるのは一度だけ。「また」も「今度」もないのだ。

もちろん「だらしない自分」は必ずいる。

だけど「これだけは」という道は譲らず歩きたい。

過ぎた時は泣こうが喚こうが戻ってこない。
その当たり前のことをもっと厳粛に受け止めなければ。
だからおもいきり真剣に、おもいきり馬鹿になって、自分の毎日を楽しんでしまおう。
正々堂々、誇り高く、進んでいけばいい。