MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

出し惜しみしない。

2011年10月8日

「出し惜しみしない。」

これは自分自身のLIVEにかける信条だ。
たった1曲のLIVEも、長時間に及ぶLIVEも力を絶対にゆるめない。

そして時間の許す限り、あるいは時間オーバーでも、歌いたい歌をこれでもか!と歌いたいと常に強く思う。

「お客さんをお腹いっぱいにしないで次につなげるLIVEを」という、一般によく言われる考え方も、もちろん正しい。大切なことだ。それでうまくいく人もいる。

だけれど誰にでもあてはまるとは限らない。
少なくとも俺たちは次を考えた勝負はしない。

この戦いに勝たなきゃ次はないのだ。

その気持ちはずっと大切にしてきた。
だから今日もまだ戦える。
それがたまらなくうれしいのだ。

なによりどんなLIVEでも、初めて見にきてくれた人にはそこからが歴史であり、何度も見に来てくれてる人には前回を越える興奮を届けなければならない。

遠方からくる人、予定をこじ開けきてくれた人、いろんな気持ちを抱えたたくさんの人が貴重な時間とお金を使い、俺たちとの世界をその夜だけでも、自分の真ん中に置いてくれる。

その気持ちに、行動に、捨て身で応えなくて、なにがアーティストだ。なにが男だ。

昔、このメッセージに、100%の力を出せるのに70〜80%しか、いつも出さなかったら、いざというときも70%あるいは65%ぐらいしか出せなくなっていく。
100%の力で常に挑んでこそ、101%、120%、130%と力を出せるようになっていくのだ。というようなことを書いた記憶がある。
そのやり方は今も変わらない。

スタジオの熱気、吹き出す汗、響く音色は時に尖り、時に柔らかく、時に温かく、時に強く、時に切なく。様々に変化する。

自信をもって言わせてもらう。
会場にきてくれたことを絶対に後悔はさせない。