MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

ステージに立つということ。

2011年5月7日

ステージに立つ時。

今日が最後だという気持ちで立つ。

次はない。と。

すべてを出し切りやり遂げたい。
なぜなら、俺自身にも、誰にも明日のことなどわからないからだ。

そして、観客の中には、このLIVEが、俺や俺たちを観る最初で最後の人もいるかもしれない。
そんな貴重な時間を割いてくれた人に、全力じゃない姿などみせられない。

観客が多い、少いで、力加減を決めてたら、とっくの昔に俺はステージから葬られてる。

今、歌える喜び。
信頼する仲間と演奏できる有り難さ。
俺たちの世界に共感し共につくりあげてくれる愛情あるすべての人々。

一夜のステージには、生きる上で俺がなによりも大切にするものが、これでもかと詰まっている。
音楽で繋がった瞬間、これ以上ない最高の顔を、俺も、俺たちも、会場のみんなもしてる。

「もう死んでもいい。」
決して死を軽視している意味ではなく、とことん前向きに心から本気で思う瞬間がある。

そう思える場所があることが、どれだけ幸せなことか。
だからこそ、命懸けで歌うのは当たり前なのだ。

俺のなにより大切な宝物たちよ、一生忘れられない瞬間を、共に生みだそう。