MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

「聞く人の心に届く作品を。」

2010年6月22日

新曲、レコーディングにて。
いつも二人の河原崎がいる。
アーティスト河原崎辰也はとことんこだわってものをつくりたい。
どれだけ良くつくっても満足することはないのかもしれない。

しかし時間は有限。

自分自身、そしてバンドを全体的にプロデュースする河原崎辰也としては、出来上がったものは素晴らしいものだと信じている。
特に今回は手応えを感じている。
俺、英峻、蒲原、ヨシノ、佐々木、レコーディングスタッフ、みんな本気。
だからおもしろい。

みんな真剣だから、その中に身をおくと居心地がいい。

テキトーにやったってものはつくれる。
だけど俺は、俺たちは無理。
ものをつくるって、死ぬほどエネルギーがいるものだ。
体使って、頭使って、気持ち使って、「いいものをつくる」という方向へ、関わる人の力を結集する。

限りある時間をうまく駆使して、一番いいと感じる瞬間まで。

音に関してはスペシャリスト加藤英峻がいるから、意見を出しあい決めていく。
歌の方向性を理解し加藤英峻らしい音が随所に散りばめられている。

もちろんレコーディングは誰も頼れない、自分との戦いだけど、毎回一番しんどいのはリズム隊だ。
相当なプレッシャーだろう。
しかし屈強な男、佐々木、蒲原。
やり遂げてくれると信じていた。
心臓の鼓動となり、作品に魂が入る。

そしてヨシノが作品をモノトーンから彩りのある世界へ仕上げる。エンジェルヴォイスというよりはヴィーナス(女神)ヴォイスだ。

そのすべてを台無しにしないように俺はギターに念いをこめ、歌詞を推敲し、歌い上げる。

作品はまだまだ完成とはよべない、詰の作業が残っているけれど、先に述べたように、手応えは感じている。

「聞く人の心に届く作品を。」
毎回だがつくるとき最後はその一念。

本当にみんなを喜ばせたい。
楽しみにしててください。