新しいCDが出る時、いつも思う。
手にした一人ひとりの宝物にしてもらえたら最高だと。
一人ひとりが生きる様々なシーンに歌たちが入り込み、共に生きて欲しい。

歌はいつも問いかけ、そして答えをくれる。そしてまた問いかけてくる。
いつも僕は思う、歌はなめちゃいけない、ひと一人の人生を変える力をもっている。と。
だから適当な歌は書けないし歌えない。

心をこめてつくった作品を心をこめて届ける。
買ってくれる全員に手渡しすることはできないけれど、気持ちは伝わると信じている。

本当に味方なんて誰もいないところからやってきた。だからどこまでいっても、たった1枚を一生懸命売った気持ちを忘れない。

まだまだビルボードやオリコンや世間を賑わすアーティストではないけれど、心意気は誰にも負けはしない。
もちろん順位や売り上げ枚数や動員数がすべてではないが、
「みてろよてめぇら」の気持ちは僕の礎だ。

なにより作品を一日千秋の想いで待っててくれて、手にしてくれる一人ひとりに心をこめて、「ありがとう。」