ただ聴きたい。
おお声で歌いたい。
飛び跳ねて体をゆらしたい。
明日の活力にしたい。
元気になりたい。
一歩踏み出す勇気が欲しい。
自分を信じたい、好きになりたい。
挙げれば切りがないが、みんなそれぞれに「なにか」を求め感じてくれる。
俺が歌うことでたくさんの人の「なにか」に届く。その「なにか」を動かす力を持って帰ってくれる。
こんな嬉しいことはない。
LIVEを終了したとき、６０代の女性ファンが、「６０数年、私は自分の名前が嫌いだったけれど、路上LIVEで私の名前を辰也さんに呼んでもらえるようになって、やっと自分の名前が好きになりました。」と話してくれた。
くぁ～たまらんね。
生きていく中、あるきっかけで気持ちが変化していく。
そんなことがあるのは人間だけ。

複雑で矛盾だらけ、だから傷つき、傷つけられ、悩み苦しむのが人間。
だけど複雑で矛盾だらけだから、立ち上がり、喜び、愛し、笑いあえる。

「嫌いだったけれど好きになった。」もちろんその逆もあるのが人間だけど、やっぱ嬉しいよね。

歌うことで、たくさんの人の気持ちが動く。
だからこそ、歌をなめちゃいけない。
歌う人間には大きな責任がある。
だからこそ、歌うとき馬鹿がつくほど真剣に歌うのは、自分にとって当たり前なんだ。
雨の中、来てくれて、あったかい気持ちをたくさんくれてみんな本当にありがとう。