MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

今こそ歌の力を。

2010年2月5日

出口のないトンネルのような不況が続く。

「今の時代、仕事があるだけ良いと思わなきゃいけない。」という言葉をよく聞く。
給料は減る一方。
文句と要求は増える一方。余計な仕事まで重なり、夢や希望なんて言ってられない。
なにも頼れず、心は乾いて人間関係でも摩擦が起こり、悪いとわかっていても、流れを止められない。

歌番組も「あの頃の曲」ばかりやっている。
もちろん名曲は時代をこえても名曲。
素晴らしい。
だけど「今」歌ってる僕は、「今」、「いい歌だなぁ」と人に感じてもらえる歌を歌わなければ。

「辰也の歌が生きる活力だ」と言ってくれる人が、ありがたいことにいる。だからこそ大変な時代を無視したノー天気な歌は僕は歌えない。重たいと思われても、自分たちに必要だと思う歌を歌う。

歌は救い。歌は希望。
歌には力がある。歌の力を信じる僕は、今こそ歌の力を復活させなければと感じて動いてる。

どんな場所で歌っても、CDなどの作品でも、聞いてくれた中の、たった一人でも、その人になにかを伝えることができればいい。
歌い屋は、歌わなければ意味がない。と僕はずっと言っている。
だから歌っただけで意味はある、もっというなら意味なんて聞いてくれた人がもたせてくれたり、感じることだ。

夢や希望なんていってられないこの困難な時代こそ、歌の力が必要なんだ。

新しいアルバムがもうすぐ完成する。
早くあなたに聞いてもらいたい。