MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

虚しいけれど。

2010年1月29日

2月の終わりに、長く親交のある障害者自立支援団体、AJU自立の家の全職員の前に立ち、「夢の力」について話させていただくことになった。

「最近、若くても年配でも「夢」や「希望」や「目標」がなかったり、みつけられず、仕事にやりがいをもてない職員がたくさんいる、エネルギーがあるはずなのに使い方がわからないのか、信じれず迷っている人が多い。そんな彼らに夢をあきらめず、実際に一段一段実現していってる河原崎辰也から「夢の力」について是非話して欲しい」と理事の方と実行委員の方はおっしゃっていた。

こんな僕でもお役にたてるなら、一生懸命話したいと思う。

歌の中でも、LIVEでも、今はラジオでも、僕は「夢は叶う」「望みを捨てずに」「信じて動こう」と恥ずかしげもなく言い過ぎなほど言い続け、ずっと念い動き続けている。
それは失くしちゃいけない心だからだ。
だけど虚しいほど、僕自身結果はでず、世間からは蚊帳の外で吠えてることも知られず、相手にもされず、もっと大きな力に潰されるか、もっと大きな声にかき消される。
「悔しいけれど、それが現実。」
この言葉をのまされ続けてる。
「夢なんてない方が楽なのかもしれない。」
「いくら頑張ってもだめか。」
そんな空虚な気持ちに支配され、泣きたくなるときが本当にある。
いやそんな時の方が多いかもしれない。
こうやってメッセージを書いていても、苦しいときがあるんだ。

だけど、僕は夢を信じ、行動し、吠えることをやめません。
それをやめたら僕が僕じゃなくなるから。

「夢を一段一段実現していってる」とおっしゃっていただいたが、まだまだなんの実現もしてない、いい気になってんなよ。
と自分を叩く。
基本に返ってまた今日から頑張ろう。