MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

ハリケーン。

2010年1月28日

「その場所や、スタイルによって、形を変え、うまくこなすことが大切。」と、昔、対バンの在り方について疑問に思ったとき話した、LIVEハウスの人間に教えられたことがある。
きれいな形におさまることは一見、器用で技術があるようにみえる。
だけど「その場にあわせた、きれいな形」は個性の世界に必要か?
ずっと疑問だった。

その疑問を解消してくれたのは間違いなく、ファンだった。
「俺たちの世界」というハリケーンは「その場に合わせた、きれいな形」という疑問を薙ぎ倒す。

昨日はまさにハリケーン。形もへったくれもない、最後は手拍子での合唱だった。(笑)
ジャズ中心の落ち着いた雰囲気のLIVEハウス、サニーサイド。
昨日はサニーサイドじゃなかったな。
だけど本来、ジャズだから落ち着いて、とか、ロックだからこう、とか、そういったことにとらわれるのがどうかと思ってる俺。
どの世界にもいいものがある、歌や音楽が明日の希望になればジャンルなんて関係ない。
それをどっかの知ったかぶりの頭でっかちが位置付けするからおかしくなるんだ。
終わったあと、とっても淋しくなった。
だけどこの淋しさはそれだけハリケーンの威力が強かったということだ。

次はいつ、どこで発生させよう。
俺もみんなもゾクゾクするね。
本当にきてくれたみんな、これなくてもメッセージをくれたみんな、心からありがとう。