MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

感覚。

2009年9月29日

新曲を書く、どんどん書く。
それをメンバーに聞かせる。譜面なんかない。
伝えるのは曲を書いたときに見えた風景(え)。
あとは彼らの感覚に任せる。
まずはそれでいい。
空気中に漂っていた音が集まってくるように、曲のムードを掴む。
バンドとしてひとつのビジョンを理解し、溶け合ったとき、この上ない快感がある。
それからはじめて技術というか、叩き方、弾き方、曲の抑揚や歌いまわし、コーラス部分などを練る。
試行錯誤する、しかしあくまでも、最初に獲た感覚を大切にする。
他の人たちはどうかしらないけど、俺は、俺たちはそうしてつくる。
いろんなアプローチをやりながらつくっていく作業は楽しい。
とにかく心に気持ち良いポイントを感じること。
もちろんあえて外して苦しい歌を書くのも面白いけれど。
メンバーたちが凄いと思うのは、いつも俺が伝えるビジョンを理解する早さだ。これは多分、音楽以外の付き合いの深さも影響してる。
世界一のドラム、世界一のベース、世界一のギター、世界一のキーボード、世界一のコーラス、世界一のボーカルを集めたバンドなら世界一の名曲ができるか?
答えはNOだ。

技術はもちろん大切。しかしバンドにはそれ以上に大切なものがあるんだ。
愛すべきメンバーたちと真剣にリハをし、真剣にLIVEをし、真剣にCDや作品をつくる。
感覚で伝えあっていくというのは、人と人との信頼があってこそだ。
ミッドランドバンドはいかしてる。
おもいっきり自画自賛しちゃったな(笑)