MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

常に初陣。

2009年5月20日

LIVEに挑むとき、一度として同じ気持ちで望んだことはない。
2匹目のドジョウはいない。
そうやって望んで、勝ち戦も負け戦もあった。
いや負け戦ばかりだったか。しかし前回のLIVEと同じ場所でLIVE、チケットもしっかり売れているという。
お客さんが入ってくれる、そういう意味でははっきりいって勝ち戦だ。
しかしそれでも妥協はない、あぐらをかくことはない、今回も俺たちの中では初めて試みる流れもある。
同じ歌でも同じじゃないように、同じLIVEはあり得ないし、狙わない。
一度成功したやり方にいつまでもすがりつくのは、たわけ者。
時は流れているのだ。
「LIVEが見えてきた」と前に書いたが、LIVEの日付が近づいてきたという意味だ。
LIVEや歌は人生の縮図、予定を立ててもやってみなきゃわからない、答えなんかわかるもんか、わからないから、おもろいんだ。
真面目にばかりが人じゃない、ふざけることも、怒ることも過ちもある。
それでも笑いどうにかやっている。
人にほめられることや好かれることや完璧や百点をもとめて生きているのが、一番大きな間違いだと気付かなければ。
明日なにがおこるか、これからなにがおこるかわかるから、頑張れるんじゃない。
明日がわからないから、人は頑張れるんだ。

だから常に初陣。
気を引き締めて、気合いを入れる。
経験があると人は知識がつく、それにもとずき行動する。
俺もそうすることが多い。それは間違いじゃないが、挑戦するとき自分を狭くすることにもなる気がする。
直前までは考えまくる、が、ステージに立つときはなるべく何も考えない、死んでもともと、どうにでもなれだ。
そこでファンと楽しめれば言うことなし。
俺たちにはなにも打つ手がないが、ひとつだけ「勇気」という打つ手がある。
それがありゃ十分だ。