MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

人にしかできないこと。

2009年2月28日

いくらコンピュータが発達しても、人にしかできないことがある。
デジタルな時代にこんなことを書くと古い考えといわれそうだが、言われてもいい。俺はずっと思ってる。
人のもつ良い意味での曖昧さ。謎。秘密。約束。
俺はそういったことはあって当たり前だとおもう。
一番わかりやすいのが、商売上の「おまけ」ってやつだ。「いつも世話になってるから」「たくさん買ってくれたから」など理由は様々だが、「損得ぬきのお互いさま」の気持ちが素直に表れたやりとりを目にすると非常に気持ちいい。
コンピュータ制御じゃそうはいかない。
もちろんコンピュータが悪いとか、嫌いではない。
素晴らしく便利だし、助かりまくってる。
俺が言いたいのは、そんな時代だからこそ、人間対人間しかできないことの価値が非常にでかい。
ということ。
さっき「おまけ」のことを書いたが、逆におまけをすると怒る人もいる。
「価値あるものを買いたくて買った、まけてもらっては困る」なんて、これもまた人間だね。
LIVEはもちろんコンピュータや機械じゃできない。

俺のLIVEをみたい、歌を何度でも聞きたいとたくさんの人がいってくれたり思ってくれるのは金では買えない人間対人間の価値だ。
最高だよ。マジで。
人が生きてるかぎり最後は人間対人間だよ。わずらわしいし、大変だけど、なくなることはない。