MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

最高の笑顔。

2015年6月26日

三重テレビ放送 第97回高校野球三重大会テーマソングに選んでいただいた。
自分自身も高校球児だったので、こういった形で役に立てることは、とても誇らしいし、
ありがたい。

行きたかった甲子園。
3年間休みなく、ズタボロになるまで走って、バットを振って、ノックを受けて、白球なんて呼べない黒土にまみれて縫い目が綻びたようなボールを追いかけ回した。
それでも甲子園には行けなかった。

頑張っても惜しくても、結果の世の中。
勝つのは1校。

その残酷さに、逃げずに勝負すること。
それが後にすげぇ大切になる。

社会に出てからも必ず活きてくる。これは間違いない。
俺の今を根底で支えているのはそれだもん。
だから戦う球児たちには、上からもの言うんじゃなくて、フィールドは違っても共に戦い続けてる奴として、歌いたいと思った。
是非みんなと、勝ちも負けもあるけれど、忘れられない夏を、最高の笑顔を一緒につくれればと思う。

そして曲を書いてて思い出したのは、夜中にユニフォーム洗ってくれた母親の姿。
んで、朝早くには弁当作ってくれてた。
支えてくれてる人への感謝の念も高校野球は授けてくれたね。
戦ってるのはグランドだけじゃないもんね。

そりゃ「青春」という綺麗事じゃかたずかない、二度と顔も見たくねぇ先輩もいるけれど(笑)
色々ひっくるめて、ピカピカ光ってない部分もあるけど一生の宝物なんだ。

支えてくれてるといえば、今回の楽曲づくりは突貫だったから、
ミッドランドバンドのメンバーたちには心から感謝したい。

まず今回はなによりアレンジまとめあげた森拓磨。
マスタリング終わって最高の笑顔だったよ(笑)

そのアレンジをもとに、それぞれ膨らましてくれて。

曲のラストへ向かうアイデアをくれたドンキー。
はまってメンバー全員にやけたよね(笑)
もうライブの絵まで見えてた(笑)

服部はまた今までにない弾きかたもってきてテンションあげてくれるし(笑)
決まったときの顔。スーパー嬉しがり屋さん(笑)

瀬利ちゃんは俺の歌をたぶん一番聞いて、歌うように奏でてくれた。
サックスの音色は本当に夏を連れてくる。俺やっぱサックス好き。というよりも瀬利ちゃん好きだね(笑)

そして蒲ちゃんは黙ってもくもくと…ではなく、こうする、ああする、動きまわって。
あんな積極的な蒲ははじめてだ(笑)

この楽曲が高校球児のみなさん、ご家族、友達、先生方、大会を運営される方々、中継される三重テレビの方々、そしてテレビを見て耳にしてくれた様々な人の最高の笑顔に繋がれば幸いです。