MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

歌を降らす。

2013年3月11日

歌は雨に似ている。
雨は降り続けることで、大地に染み込み、川から河へ流れて、やがて海へ。
そしてまた雲になり雨は大地に降る。

歌が人の耳に届く、歌い続けることで心に染み入る、そして人から人々に伝わり、やがて人を動かす。そしてまた歌い手にかえり新たな歌となり届ける。

昨日は、CBCラジオ、春ラジ2013 キリックス ウォーク&ジョグフェスタというイベントに出演させていただいた。
来てくれた方々、共に歩ききった方々、関係者の方々、スタッフの方々、出演者の方々、
心より感謝します。

ステージから歌を降らす、初めてLlVEを体感したであろう方々が、みるみる変わっていき、動き出す。
ほんの短い時間でも、染み込んで、あるいは吸収してくれているありがたさ。

新しい芽がまた生まれてくれた。

これは歌という雨の力だけじゃない、僕の歌を愛してくれるファンの方々が、服部のギターが、ステージスタッフたちの協力が、太陽となり栄養ある土となり、力を授けてくださったおかげ。
だからこそ、初めて見た人も、恥ずかしがらず芽を出してくれたのだ。

その場所に集った全員が、この時間をいいものにしようと思いきり楽しむ。

ステージの成功はいつもステージにはない、ステージの成功はいつも客席にある。
それが基本。
あのみんなの顔が見たいから、また日々走っていく。