MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

地球は、まわっている。

2013年1月15日

なにをやってもうまくいかない。
もうこのまま終わってしまうのだろうか。
不安な気持ちに苛まれることは、誰だってある。

世の中と自分との距離が、一番遠いところにあるのではないかとさえ感じて、絶望に心を渡す。
しかし、そうではない。
地球は、まわっている。

今、明るく見える場所は、日が当たっているだけ。
必ず誰の空にも日が昇る。
だから、自分と向き合って、右往左往してればいい。
突破口はどこだろうと走っていればいい。

あたりまえの事を真剣に捉えて積み重ねていけば、不思議なもので、突破口や糸口が向こうからやってくることがある。(もちろんただ待っているだけでは絶対にこないが。)
一夜で時代が変わったように思うことも、その一夜までにどれ程の辛抱の距離があるか。
誰にもわからない道のりがあるのだ。

人と違ったものを、変わったものを、型破りなものを…手軽にそんなものを探して時代は散らかってしまった。

人と違ったものをやるには、人と同じことができなくてはいけない、型を破るには、型を知らなきゃいけない。基本や基礎が、大切と誰もが知りながら、一番時間がかかり、つまらない。
だから見ないことにしてきてしまった。
あたりまえの事をあたりまえに見つめる時が来たのだ。

会社に勤めることも、音楽をやるのも、どんな仕事だってまず人間がある。
人間同士の心を見つめずに、なにかを生み出してもすぐ崩壊する。

生きていくためには流れの中で、身をよじって、形をかえ、色をかえやらなければならないこともある。
しかし、一番根っこは、ど真ん中の芯はとことん強く貫き、持ち続ければいい。