MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

Gコード。

2012年11月8日

2012年11月16日、名古屋・金山駅「明日なる!広場」に俺。

その「明日なる!広場」ができるずっとずっと前、まだ17の俺は、金山南口の道端で歌いはじめた。

俺は、歌を、LIVEを誰かから教わったことはない。道端から街から教わってきた。
だから学がなく専門的なことはわからない。けれど、呼吸の仕方は体で覚えてきた。
自分しかいなかったから怖かったけど、はじめに鳴らしたGコードの音はなにか新しい扉を叩いた気がして興奮したのを覚えている。
もっとも覚えているのはそのぐらいで、後は無我夢中でよく覚えていない。

歌えば、注目してもらえる。だけど理不尽に理由もわからず嫌な思いもする。
勝手に歌ってるのだから何が起こっても仕方なし。
人に揉まれるとはそういうことなんだろう。
だからより臆病に、より図太くなる。そうした感覚が知らずに備わっていく。

誰かに誉めてもらおう。誰かを助けよう。人をいい方向に導こう。志は素晴らしいが、そんなことを考え出したら魂やメッセージなんかずっと弱くなる。
だからシンプル。歌う時は真剣に好き勝手思い切りやるだけ。
聴いた人がどんな風に受けとるかは、その人の自由。俺が決めることじゃない。
いくらステージが変わってもそれだけは変わらないだろう。

久々の金山、しかもどうぞ歌ってください。と言っていただいて歌える。
人から見たら小さなことだろうけど、小さなことを嬉しく感じる力は弱めたくないし、それがなきゃデカいことできない。

JA愛知中央の方々、小堀勝啓アナウンサーはじめCBCラジオの方々、そして来てくれるファンの方々、心から感謝を捧げます。共に最高の時間をつくりましょう。