MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

はじめてバンドを組んだあの日のように。

2012年5月12日

はじめてギターを弾き歌ったあの日、魔法を手にしたように嬉しかった。

くる日も、くる日も歌った。
何故?
理由なんてない、気持ちよくて楽しかったからだ。

はじめてバンドを組んだあの日、死ぬほどヘタクソな演奏なのに「世界を獲れる」と真剣に思った。

それがいつのころからか、楽しさを、気持ちよさを、感動を、考えて生み出そうとするようになった。

もちろん悪いことではない、人との関わりが増えれば、考え方の幅が広がる。
成長するには、いい菌も悪い菌も必要だし、より深い甘味を感じるには苦味が必要。
高みを目指し試行錯誤は一生だ。

だけど走りながらでも失ってはならないものがある。
失ってはならないけれど、失いやすいもの。

それは最初の気持ちだ。

音楽に限らず、世の中が、人が、行き過ぎてしまった。
余計なことなど考えず走れることがどれほど素晴らしいか。
そんな「原点」とも呼べる気持ちを今回のLIVEは大切にしたい。

はじめてバンドを組んだあの日のように、メンバーとリハをしてると死ぬほど楽しい。

佐々木も蒲原も服部も森も瀬利も、音楽にやられてる(笑)それがたまらなくいい顔だ。

バカ騒ぎしたかと思えば真剣な顔を突き合わせて、研ぎ澄ましていく。

歌いながら俺は彼らに出逢えたことを感謝している。

5月22日に来るみんな。
俺たちをぶっ殺す勢いでこいよ。
生き残ろうなんて思ったら到底勝ち目はない。
刺し違える覚悟がなきゃ俺たちは倒せない。

THE MIDLAND BANDは戦車のようにみんなの心をガタガタに撃ち抜く。

頭から最後まで「世界を獲る」情熱で駆け抜けよう。