MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

一枚のチケット。

2012年5月7日

LIVEのたび、出来うる限り、自分自身で声をかけチケットを手売りする。

現在、俺は黙っててもチケットが売り切れるほどのアーティストではない。
カッコ悪いが、紛れもない事実だ。

LIVEを打つ以上、お客が入らなくてもいいなんて綺麗事だ。
どんな会場でも超満でやりたいに決まっている。

音楽というビジネスなら、シビアに当たり前の話だ。
だけどそれよりもっともっと深く、大きく、シンプルな理由がある。

それは、自分自身のステージに俺は絶対の自信があるからだ。
「本当の歌を歌い、誰にも負けないLIVEをやっている。」と。
そのステージを沢山の方々と力を合わせ、せっかくやれるのだ、俺たちの世界を知らないひとりでも多く人にチケットを買ってもらい、新しい世界を体感し、新しい価値を手にしてほしいと思うのは当然のこと。

「知らなかった」だけの理由でLIVEにくるチャンスを逃してるなんてもったいない。

自分自身が自分自身を愛し、惚れ込み、売り込めないで、一体誰が本気になる。

たった一枚のチケットを売るのが、どれほど大変なことで、売れたときどれほど嬉しいものなのか、なにもないところから始まった自分は生涯忘れないことなのだから。

そしてファンになってくれた方々、それぞれが考え、出来る形で、河原崎辰也 AND THE MIDLAND BANDを広げ、浸透させようとしてくれている。
なんてありがたいことなのだろう。

その気持ちにまだまだ応えられていないのではないか、という悔しさが、プレッシャーが、絶対にみんなをもっと喜ばせてやる。というモチベーションになり俺をぶっ叩く。

2012年5月22日、そのLIVEは人生で二度とできない。

最後の最後まであきらめず一枚のチケットを売り、最高のステージを作り上げる。