MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

自分という人間は、たった一人。

2009年11月20日

俺は、CD店や本屋(音楽雑誌のところ)にいくと、かなりへこむ。

すごい数のアーティストが、群雄割拠し、実力的にも素晴らしい。
この世界の遥か端っこで、あるいは端っこにもいない俺は、いったい何者か。俺になにがある。なにができる。
心の中の一人の自分が自信を失い、疲れている。

そんなときいつも、もっと心の奥に住んでいるもう一人の自分がドアからでてくる。
そして言う。「お前という人間はお前一人しかいない。」と。
ここに並んだアーティストの誰にも考えられないことが、たった一つだけでも、考えれるかもしれない。
誰にもできないことがたった一つだけでもできるかもしれない。
だから頑張れ。
いつも二人の自分が心の中にいて、仕事に限らず、プライベートというか普段の生活でも心の針を大きく動かす。
その振り幅はかなり大きい。
180度近くあるだろう。どちらの自分も本当の自分。
そんな自分を楽しめる強い心が欲しい。