MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

愛情の中を。

2009年11月9日

愛情。
人間が行き着くたったひとつの場所。
どうしてだろうね、こんなに人を好きになれるのは。どうしてだろうね、こんなに自分を好きになれるのは。
自分が考えるほど、人は自分のことなど考えくれない。それが当然。
だけどみんなは自分が考える以上に自分のことを考えてくれる。
路上にひとつのケジメをつけると言った今日だからじゃなく、いつも感じていたけれど、今日でもあげればきりがない。
車を止め、僕の車がきたらスムーズに止めれるように場所を確保してくれて、トランクを開ければ、機材を下ろし準備してくれて、水を用意してくれて、思いっきり楽しんでくれて、片付けてくれて、プレゼントをくれて、いい話をきかせてくれて、そしてまたBBSにも書き込んでくれて。
みんな素晴らしすぎて気のきいたこと話したかったけど、「ありがとう」以外みつからなかった。
世の中まだまだ大丈夫だよね。こっからだよね。本当にそう思った。

俺が俺でいられるのは、あなたがあなたでいるから。男らしく、女らしく、自分らしく。この「らしく」なんてどういうことなのか、説明はできないけど、なによりいつも自分の心には正直でいたい。
生活の中、人と関わる中ではなかなかそうはいかないけど、そういう空間があるということ、そういう空間をつくれるということが、本当にありがたい。
ラジオにお便りをよせてくれたみんな本当にありがとう。
今から始まる物語は、まだ白紙。
だからなんだって描ける、心に描いたものを素直に現実にしていこう。
並大抵じゃないけど、きっとやれるさ。
いや、やらなければならんのです。

最後にみんなが胴上げしてくれた、俺にとって人生初の胴上げだ。
北海道でも、辰の字がつく男が日本一の胴上げされた夜。
金山の片隅でも辰の字がつく男が胴上げされた。
でも俺のはスタートの胴上げ。
いまはまだちっぽけでも、心では、みんなの愛情に俺は日本一の果報者だと本当に感じた。
ありがとう、さぁはじめよう。