最終準備を整え、時を待つ。
みんなの興奮する顔が見え、気持ちが高ぶる。
緊張感と武者震い。
この日のために練り上げてきたもの。
そしてここで基本にかえる。
仲間やファンに囲まれた自分自身の恵みに最大の感謝をする。
無事この日を迎えれること、前回バンドとのLIVEでは英峻とヨシノが病に倒れた。そのことでこうしてメンバー全員でステージに立てるありがたみや意味がさらに増した。
すべてのことが当たり前じゃない。
この日はただやってきたんじゃない、自分自身で望んできたんだ。
だから大切に、だから思い切り攻める。
例えば「明日会場に１時な！」と約束する。
その約束だって、果たすのに大変な労力が使われてる。労力を使っている意識がないから、大変とは思わないだけ。小さな奇跡が重なりあっているんだ。
そして次の日１時に顔を会わす。当たり前のように。
この当たり前をもう一度見つめてみよう。毎日じゃ堅苦しいから、LIVEの日だけでもいい。
そしたら、自分がここにいる、あなたがここにいる、ということが涙が出るほど愛しく、嬉しく、いつもの数倍楽しく感じ動けるはずだ。
俺はいつも言う。
本当に大切なものは、目に見えないものなんだ。と。今夜の俺たちは今夜だけの宝ものだ。
今夜のファンたちも今夜だけの宝ものだ。
バカヤロー！みんな最高じゃねぇか！
たまらないよ、これだよこれ。