MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

「出す。」こと。

2009年8月30日

みんな汗だくだったね。

なぜ汗が流れたんだろう。
大声で歌ったから。
飛び跳ねたから。
手を叩いたから。
肩を組んだから。
そうかもしれないけど、理由は体じゃないよね。

「勇気」を出したからだ。

俺はみんなに声を求める。人前で、しかも知らない人がたくさんいるところ、人数が少ない時なんかに声を出すってことや行動を起こすってことは、とっても勇気のいることなんだ。

俺もたった一人路上で歌いはじめたころ、怖かったもの。
喧嘩をするより怖いよ、相手がいないんだから。
自分の中のあらゆる恐怖が敵なんだ。
だから太刀打ちするたった一つの武器は「勇気」だけ。
だからみんなにその「勇気」を手にしたときの気持ちを体感してほしい。
そう思って声を求める。
勇気を出すことが、自分を叩き壊して、新しい自分を手にいれる第一歩。
いくら体を鍛えたって、高価なものを身にまとったって強い心がなければなにも役に立たない。

心を積極的に前に出すから、体が動き、声を出し、汗を出し、そしてまた心に返ってきて、気持ちが高揚する。
溜め込んだまま、解き放てないままの心では体の機能まで悪くなる。
俺はそう思う。
なんか精神を強くする本のようなことを書いてるけど、理屈じゃない、体感したことを書いてるだけだ。

多分、俺のLIVEを経験した人は今日俺が書いていることは、完全に理解できるはずだ。
人と人の間に科学じゃ片付かない神通力を生み、楽しさ以上の気持ちをLIVEはくれる。
今日きてくれたみんな、毎回きてくれるみんな、すべての人にありがとう。