MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

努力あるのみ。

2009年7月3日

努力に答えはない。努力したかどうかは他人が決めること、結果がでなきゃ、やってないと同じ。
厳しいがどの世界も残酷だ。
自分の目標を定め、それに向かって邁進する。
しかし、評価や結果がともなってこないと投げ出したくなるのは誰もが同じ。
俺たちは音楽に携わる人たちにこう言われる「1バンド個人でやれる努力の限界まで頑張ってる」と。
要は、世に広まってないのはあなた方バンドのせいじゃない、と言ってくれている。
額面通り受け取れば、ありがたいことだし、本心から言ってくれていると感じる方もいるので感謝をしている。が、俺自身の中で目標の場所へ到達(いっ)ていない以上、まだまだ努力が必要だ。それに目標の場所へ到達(いっ)ても、そのときには次の高みを目指すだろう。どの世界でもそうやって戦う人に年齢など関係ないし、俺はそういう人が好きだ。

時代のせい、人のせい、そうやって何かのせいにしてたらあっという間に棺桶だ。そう思いたくなることだらけだけだけれど。
なにを努力したから成功する、なんて方程式はない。誰にもわからない。わかるなら俺だって教えてほしい。
ただ金をバンバン使って、宣伝したもん勝ちの風潮には同調できない。
それで結果がでたから努力したのと同じと言うなら人間やめろ。夢を語るな。
現実それが起きてるから嫌になる。
情報がすぐ手に入るデメリットがそこにある、やってもみない、戦いもしない、実力もないのに知識だけ増え頭でっかちになり偉そうなことをのたまわる。
LIVEで勝負できないバンドが増えたのもわかる気がする。
音楽はデジタルの力をものすごい借りるが、本質はどこまでいってもアナログだと俺は思う。
人が作り、人が受け取る。音楽に限らず多くのことがそれを見失ってるんじゃないかと日々思う。
前にも書いたように金は手段だから、使うのに文句はない、清濁あわせのむのが世の中なのは百も承知。ただ使うに値しないやつが最初から楽して金で動かすことしか考えないからクソなのだ。

どの世界でもやるヤツはやっている。
努力をつづけ虎視眈々と睨み、牙を磨いでいる。
結果がなかなかでなくても、そういうヤツはくだらん言い訳や文句は言わないものだ。
信念を貫きそしていつか必ず結果を出す。
そうやって俺と共にいきているみんなはやっているはずだ。
だからその気持ちを結集させ解放したときあれだけのエネルギーになる。