MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

フィルム。

2009年5月24日

人生は暇な時間を潰すことで、結局は時間がなくなるものだ。
と聞いたことがある。
時間は貴重で帰ってこない。
今文章を書いてるこの一瞬も俺の生涯では一回きりだ。
その一回きり、一瞬に、どれだけの人たちと逢えるのか。
そして出逢えた意味を探す旅をどれだけの人とできるのか。
年齢が上がるほど友をつくるのは難しくなる。
それぞれの生き方の形がでてくるから、他と交わるのが億劫になる。
そして年齢が上がるほど楽しみはなにをやるかというよりも、誰とやるか、になってくる気がする。
逆に年齢が若いほど出会いや人を軽く見てしまう。また同じようなことがあるわ。と。
人との出会いや楽しみとの出会いを貴重なものだと思わないとあっという間に年をとり人生はおわってしまう。
殺那的でもはかなくても、出会えたファン(仲間)たちと一瞬に一生懸命燃えたい。
歌うことを許してもらえるなら俺はステージに立ち続けそんな瞬間を共有し続けたい。と強く思う。
心と心の鎖は、何よりも強いが何よりももろい。
でもそこにドラマがある。そのドラマやシネマをフィルムに収め人は成長する。昨日はまたひとついいフィルムが撮れたと思う。