「愛するということは、我らが互いに見つめ合うことでなく、ともに同じ方向を見つめることだ。」
という素晴らしい言葉がある。
男と女の関係だけじゃなく、俺とファンの間にもその気持ちがあると感じる。
そしてミッドランドバンドとの間にもそれはいえる。
例えば、佐々木雄一とは高校時代からの友。
友情なんてものを通りこす。
彼が俺のことを嫌になり、ボロクソ言ったり、なにをされたとしても俺は彼が好きだ。
それは蒲原幸治にも、加藤英峻にも加藤ヨシノにもいえる。
ミュージシャンとしても人間としても俺は彼らを尊敬し、彼らと同じ方向を見つめることができたことを誇りに思う。
惑わされたり、邪魔をされることだって、夢や自分と戦っているからこそ。
「愛」なんていうとクサイし恥ずかしいし、移ろいやすいし、傷つき傷つけるし、信用できないが、それがあるからこの世界は残酷なくせに素晴らしいのだと思う。
だからLIVE。そんな気持ちをむき出しでやり合うことに価値がある。
そしてやり合った後は、同じ方向を見つめているはずだ。