MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

歌ってこそ。

2009年5月2日

腐るほど歌を書いて、本当に腐らしている歌もある(笑)
歌は歌わなきゃ歌にならない。
聞いてもらわなきゃ歌にならない。
自分ではいいと思わなくても、歌ったことで、それを聞いた人がいいと思うかもしれない。
そんなことはけっこうある。
歌を書いた段階で、すべての歌に可能性があるわけだ。
でも歌わなきゃ可能性は0。
逆にいうなら俺たちが何百、何千演奏した歌もLIVEに初めてきたり、初めて聞いた人にはそこからが歴史。いつも新鮮な気持ちで演奏できる音楽再生法を俺たちは体で覚えている。
勝負は戦いが始まる前にある。
「その時」がきたら歌おうと思っている歌が確かにある。
でも「その時」がきたら違う歌ができているかもしれないし、その歌を歌いたくなくなっているかもしれない。
俺の「今」は刻一刻と変化と進化を繰り返しているからだ。
全然歌っていなかった歌も、歌ってみて気付くこと、変わることはたくさんある。
ひとつの歌を歌い続けることの大切さ、新しい歌を歌うことの大切さ、そのバランスの上に立てるのは、聞いてくれる人が在ってこそ。
うれしくてたまらんね。
歌ってこそ、明日がある。