MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

いつまでも、いつまでも。

2009年3月29日

曲の終わりがきても、いつまでも、いつまでもみんなの歌声が消えることはなかった。
はっきりいって今日も俺の頭の中、心の中に流れ続けてる。
歳も性別も関係ない本気(きれいな)目。
あんな目に囲まれたら、寒かろうが手がかじかもうが疲れてようがなんだろうが持てる力を発揮してやりきりたいと思うのは当たり前だと思う。
集まったみんなも体調が悪くても、時間がなくても、もう二度とその日、その時は帰ってこないことを一人一人が無意識のうちに認識している気がする。
LIVEハウスでも路の上でもいつまでもいつまでも、このみんなの歌声の中に身を任せていたい瞬間がある。
みんなの歌声は海で、俺は抱かれてる。
みんなの歌声は母親の羊水で、俺は包まれてる。

俺は悩みや不安のない人間で「強い人」「ポジティブな人」「なにも考えてない人」「お気楽人間」とおもわれることがある。他の人とは違う人間だと。
だったら歌など自分でつくり歌うだろうか、疲れるだろうか、笑い、泣くだろうか喜び、怒るだろうか。
みんなとまったく同じ感情をもっているのだ。
「辛くてどうしようもない自分を救う歌をありがとう!」と言葉をもらうが、とんでもない。
肉体的にも精神的にも疲れ切っていても、どんな名医や薬よりとんでもなく俺を回復させてくれるものがそこにある。
こちらこそ本当にありがとう。