MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

路上4時間。

2008年12月22日

アーティストのLIVEに常識はないし、会場のルールもあるけれど、一般的に2時間やればいいほう。2時間半~3時間で特別。
だけどそれはかなり世間に名前や歌が通ってるアーティストの場合だ。そうであっても集中力は切れて観客のボルテージは下がる。
それをふまえると俺は客観的に驚くときがある、例えば世間の人はまったく知らないのに、俺たちのワンマンLIVE、あっという間に3時間近くやっている。しかもファンは「まだまだ!」と攻めてくる。
もちろんアーティストの河原崎辰也としては、とことんやるのが当たり前とおもってるからそれがいつも通りだし、朝まででも、次の夜まででもやれるかぎりやりたいと思う。
それでも昨日はやったな。4時間とか時間もそうだが、場所は路上だ。
ステージもなくアンプ一つと、気のきいた音響機材もなく、カバー曲なども歌わず、走り抜けた。
他の人の目もあるから、恥ずかしがるファンもいるだろうと予想したが、謝る。(笑)
俺のファンはモノが違うんだった。。。
この熱が動かないものを動かしている。
たった一人で始めた金山路上。いまは金山路上を一人でやることの方が難しくなった(笑)
最高だよみんな。
昨日はリクエストでプレイスから始めたが、本当に俺たちが行く場所すべて、「僕たちの場所」になり始めた。
常識なんてひっくりかえし、信じる道を進もう、そして共感しあえる仲間がいることは素晴らしいことだ。そのきっかけや繋がりが俺の歌でありLIVEであることは本当に光栄だ。
世に出てない俺がいくら吠えても、弱い犬ほどよく吠える負け犬の遠吠えだが、信の力あれば、獅子の咆哮、魂の雄叫びになる。
今、起こり始めた現実に感謝はするが、今の自分に満足はせず、突き進むのみ。
最後に。昨日はたまたまやった今年最後の路上だから盛り上がったみたいに思うだろうがそれは間違い。毎回地道にやり続けてきたから今があるんだ。
長くやったから偉いわけじゃないがいつも3時間やるしね(笑)
要は実戦、実戦。
そうやって知らず知らずに鍛えられてる。
それだけは書いておきたかった、毎回きてくれるファンに敬意をはらって。