MESSAGE

河原﨑辰也からのメッセージ

打ち込むこと。

2008年11月19日

小学生から大学まで、俺は野球に打ち込んだ。
もう野球がやりたくなくなるほどに。
でも俺の体に打ち込まれたのは野球の技術もそうだが授業や塾じゃ学べないものばかりだった。
逆に言うなら、打ち込めるものがあったおかげで、目に見えてわからないが、助かったことがたくさんあったのだろう。
目に見えて体に残ったものとすれば、無理のきく体力とへこたれないタフな喉だ。
もちろん初めからではない、野球をやっているとき、「もうこのままずっと声がでないんじゃないか」というまで声をだした。
こんなこと意味ねーよ、とおもうときもあったが、今、助かっている。
声を出すことはどの世界でも基本だしな。
だから声を出して挨拶かわせないやつは本気でムカつくよ。
「ちゃっす」でも「オス」でもなんでもいいんだよ、挨拶できねーやつは、付き合う価値はないよ。もちろん挨拶したかないやつもいるしな。
ほれ話がそれた(笑)
だからなんだっていい打ち込め。不安になっても打ち込み続けろ。答えは今はわからなくても信じた道に打ち込もう。
打ち込むものに出会えた人は本当に幸せだ。
でも打ち込むものに出会えていない人もいるとおもう。
それなら好きなことを思い出してほしい。
好きなことを馬鹿だアホだっていわれてもやり続けていきゃいつか誰かが認めてくれる、言い方は悪いが、オタクをこえたオタクになることだよ。
突き詰めたとこまでいけばそれは大学教授だし、もっといきゃノーベル賞までいけるかもだ。そこまでいこう。
それにそこまでいっても知らない人に馬鹿にされるのが人生だ。
だから初めから馬鹿にされるのを気にするな。
何の肩書き、権威、力もなきゃ、馬鹿にされるのは当たり前だよ。
それに、そう書いたけど俺ははっきり言って肩書き、権力に頼ってる奴ほど、馬鹿にしたくなるね。だからんなこといちいち気にしたら身がもたんし、時間の無駄だ。俺も死ぬほど今日もどこかで馬鹿にされてるよ。
貫くことが不可能と思える太い角材も、釘を打ち込み続ければ貫ける。
だけど釘の形は変わっても、同じ場所を打ち続けなきゃ貫けはしない。
好きなことや、やりたいことは変わるのが人間だが、自分の中で「ここは」という信じることを変えてはだめだ。
俺も本気で打ち込んでいる、だからあなたも本気で打ち込め。
そしてお互い「馬鹿だなぁ」と言い合い笑おう。